Masato Imai Official BLOG

2009年11月30日

今こそ大胆な経済対策を

本日、国会は延長になった。4日までの延長ということであるが、一刻も早く現在残っている3法案を通していただきたいと心から願っている。

というのも、マクロ経済に携わってきたものとして、現在の状況を本当に心配しているからである。今回ドバイショックと言っているが、かつてドバイでバブルの塔のような建物の建設がされているのを見ながら、典型的なバブル時に見られる現象だなと背筋が寒くなるような気がしていた。講演会などで何度かこの話をしたが、とうとう現実となってしまった。現在の世界経済は各国の経済対策による政府需要の拡大が景気を下支えしているのは否定できない。つまり、まだ世界経済は不安定な状態が続いているのである。

国家財政が破綻に危機に陥り、急激なインフレが進行したケースであれば、財政を再建して、長期金利を低下させることは有効である。しかし、デフレ経済の中で、政府が縮小均衡型、つまり財政規律優先の経済政策を取るのは致命傷になりかねない。皆さんご存知のとおり、現在日本経済はデフレ状況にある。無駄使いの排除というのは、国民への約束であり、非常に意義のあるものである。しかし、それだけをやっていれば、当然、景気にはマイナス要因となってしまう。現在のような異常な景気後退の状況下では、切るだけではなく景気対策を十分行う必要がある。ただし、かつてのような経済効率の低い公共事業対策を単純にするだけなら、時計の針を逆に回してしまうだけである。将来に向けての戦略的な経済対策をしなければならない。新しい産業を作ることへの集中投資をし、構造不況産業からの産業転換を促進するようなアイデアが不可欠である。政府の積極的な対応を期待している。



imai_masato at 15:17 

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