Masato Imai Official BLOG

2012年03月19日

鹿野農林水産大臣に提言

 平成24年度畜産物価格が今週の半ばに決定するにあたり、農林水産部門/酪農・畜産WTとしてとりまとめた提言を、本日鹿野農林水産大臣へ提出致しました。
 内容は下記の通りです。

1.国際貿易交渉対策について
 国際貿易交渉参加は、農業生産者及び後継者の生産意欲を減退させる最大の要因である。特に例外なき関税撤廃を原則とするTPP協定への参加は、国民の食と暮らし・いのちに係る重点問題であり、わが国における酪農・畜産に多大なる影響を及ぼすことが危惧される為、丁寧な国民的議論を踏まえた上で、慎重に判断するよう求める。

2.加工原料乳生産者補給金単価・限度数量について
 補給金単価(現行11.95円/kg)については、生産者の生産意欲の喚起をはかり、生産基盤の回復・拡大が実現できる単価水準に引き上げること。
 限度数量(現行185万t )については、国産乳製品の安定供給に向けて適正な水準を確保すること。

3.肉用子牛生産者補給金制度について
 肉用子牛の保証基準価格は、経営基盤が縮小しないよう適正な価格水準にすること。畜種ごとに(特に乳用種については)育成農家の経営実態をふまえ地域の声をよく尊重し決定すること。

4.安定基準価格等について
 牛肉の安定価格は、肉用牛の繁殖、肥育経営が安定的に継続できるよう現行の対策が円滑に実施されること。
 豚肉の安定価格は、現行の対策が円滑に実施されるとともに、相場下落局面においては適切に対応すること。
 鶏卵の補填基準価格は、鶏卵価格が昭和20年代よりも安価であり、長期に亘る厳しい経営環境にあることから、生産コストに基づく価格とし、現状よりも引き上げること。

5.放射性物質の暫定規制値の見直し対策について
 放射性物質の暫定規制値の見直しについては、国の責任のもと、検査体制の構築、生産対策や風評被害対策、ならびに東京電力による万全の賠償が早期に行われるよう徹底した対策を講じること。
 畜産農家で一時保管しているセシウム汚染の堆肥及び稲ワラについての対応を迅速に検討し基準値の引き下げに対応する対策を講じること。

6.飼料対策について
 配合飼料価格安定制度について、配合飼料価格高騰時の補填財源が不足することのないよう、生産者への補填金を確保すること。
 飼料穀物の備蓄制度については、東日本大震災において備蓄の大半を放出しており、短期的にひっ迫する不測の事態に備え、今後の飼料穀物備蓄のあり方について検討すること。
 自給飼料対策を安定的に講じ、TMRなど自給飼料基盤の強化を図ること。

7.牛肉輸入規制緩和問題について
 BSE(牛海綿状脳症)の発生を受けて実施している牛肉輸入規制緩和の見直しに向けた検討が政府において行われているが、わが国の消費者の安全・安心が第一であり、納得できる科学的知見に基づいた検証を十分に行なわれない限り、規制緩和は行わないこと。

8.消費者対策について
 生産農場及び、国産豚肉、鶏卵等の正確な情報を消費者に提供し、安心と安全を確保することは勿論、生産者にとっても飼養管理改善を可能にすることから、トレーサビリティーや原産地表示等に係る仕組みを構築するよう検討すること。

以上

DSCN1110[1]



imai_masato at 18:39 

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